羅布麻(らふま)について

　羅布麻(らふま)はキョウチクトウ科ラフマ(赤)の葉を乾燥したものです。色素成分のフラボノイドなどを含んでいます。中国の吉林省以南から西モンゴルまで広域に自生されます。繊維質に富み、麻のように用いられてきたことから紅麻(こうま)、野麻(のま)、沢漆麻(たくしつま)など多くの異名があります。
　羅布麻(らふま)は古くから茶の代用として使われてあり、その茶がラフマ茶、ヤンロン茶とも呼ばれます。漢方では血圧降下作用（水エキス、ケルセチン）、血中コレステロール減少作用（水エキス）、活性酸素除去作用があり、降圧・利尿・鎮静薬として、高血圧によるめまい、頭痛、不眠、神経衰弱に応用すされます。