大黄(だいおう)について

　大黄(だいおう)はダテ科ダイオウ属の一部植物の根茎を乾燥させたものです。「将軍」とも称され、漢方医学においてはもっとも重要な生薬の一つとされています。
　漢方では、消炎・止血・瀉下・清熱・活血・駆瘀血の作用があり、便秘、熱性疾患、打撲、月経異常などに用いられています。また、黄疸や血液の停滞による症状に効果があるとされます。

※子宮収縮を促進するので、出産前には用いない方がよいです。また産後も、乳汁が黄変することがあるので出産前後の婦人にも禁忌です。