関節リウマチの研究が進んできたのも、医学界ではここ半世紀くらいのことなのです。
関節リウマチは、戦前まで日本ではリウマチ熱と混同して考えられていましたが、現代ではリウマチと言えば、関節リウマチのことを指します。
リウマチは狭い範囲の意味では関節リウマチを指しますが、広い意味でとらえた場合、ひとつの病気ではありません。
関節を始めとした関節の周囲の骨や筋肉、靱帯、腱などに痛みを感じる病気全般を指し、200種類以上の種類があると言われています。
これらの病気における共通の症状として、「関節が痛む」というものがありますが、それぞれの病気のメカニズムは違い、今ではリウマチのことを「リウマチ性疾患」と専門的には呼んでいます。
実際に関節リウマチの患者からリウマチ因子が発見されたのは、戦後になってからのことで、副腎皮質ステロイド薬が関節リウマチに劇的な効果があると分かったのも戦後のことでした。
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三七片(同仁堂)は北京同仁堂から造られた靭帯が捻挫した時に治療する漢方薬です。本商品は黄色あるいは茶褐色の錠剤で、味が苦・微甘です。
三七片(同仁堂)は散鬱(鬱血を解消する)、止血(出血を治療すること)、消腫(腫れ、腫れ物を消す)、鎮痛(痛みを解消すること)の作用があります。外傷出血、腫れ痛み、打撲傷、捻挫などに用いられます。
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【商品名】腰痛寧カプセル
【功能】
消腫止痛(※1)、疏散寒邪(※2)、温経通絡(※3)の作用があります。椎間板ヘルニアや腰椎の過形成、坐骨神経痛、腰痛、腰筋肉の繊維炎、慢性関節性リウマチなどに用いられます。
※1 漢方用語。痛みを和らげ、腫れ物を消すこと
※2 漢方用語。風寒を発散すること
※3 漢方用語。経絡を暖めること
【主要成分】 馬銭子(まちんし)、土鱉虫(どべっちゅう)、麻黄(まおう)、乳香、沒薬(もつやく)、川牛膝(せんごしつ)、キョクトウサソリ、僵蚕(きょうさん)、蒼朮 (そうじゅつ)、甘草
【用法用量】
紹興酒少量にお湯を足して一度に4-6粒、一日1度服用して下さい。就寝30分前に服用するか医師に相談する事をお勧めします。
【注意事項】
1. 妊娠中または幼児、心臓病の方は服用できません
2. 風邪で体温が37.5℃以上の方は服用を控えるか、他の薬剤でまず風邪を治してください。
高血圧の方(3/13Kpa 170/100mmHg)の方も、服用は適していません。
3.脳溢血の後遺症や、脳血栓による後遺症が原因で下半身不随の方は服用前に必ず医師の指示を仰いでください。
4.何かしらの発作をお持ちの方も服用はお止め下さい。
【不良反応】
腰痛寧カプセルは人によっては数日間だけ薬疹が出る場合がありますが、一般的に服用を停止する必要はなく1週間も経てば自然と無くなります。一部の椎間板ヘルニア患者において服用後数日間痛みが強く場合がありますが、そのまま服用することで逆に良くなります。もし症状が酷い場合は更に1粒増やして服用し、1-2週間後に元の用量に戻してください。
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【商品名】頸腰康カプセル
【功能】
舒筋通絡(※1)、活血祛瘀(※2)、消腫止痛(※3)の作用があります。主に骨折による鬱血や腫れ、痛み、また骨折回復期間や肾虚挟瘀に伴う痛み(脊椎炎や腰椎椎間板ヘルニアなど)に対して用いられます。
※1 漢方用語。筋肉をほぐし経絡の気の流れを良くすること
※2 漢方用語。血流を良くし、瘀血を取り除くこと
※3 漢方用語。痛みを和らげ腫れ(はれ)、腫れ物を消すこと
【主要成分】
馬銭子(まちんし)、地龍、紅花、乳香、没薬、骨碎補(こつさいほ)、香加皮(こうかひ)、伸筋草(しんきんそう)、防己(ぼうい)、牛膝(ごしつ)
【用法用量】
経口薬です。食後に3粒、一日3回服用して下さい。(骨折後2ヶ月ほどが目安)または医師の指示に従って服用して下さい。
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【腰痺通カプセル功能】
活血化瘀(※1)、祛風除湿(※2)、行気止痛(※3)の作用があります。主に血流悪化や経絡が塞がれることによって引き起こされる腰痛、足腰の倦怠感、痛み、体が重く感じたり痛くて体が動かせないなど椎間板ヘルニアの方に対して用いられます。
※1 漢方用語。血をさらさらにして、流れをよくすること
※2 漢方用語。風湿を発散すること
※3 漢方用語。「気」の流れを良くし、痛みを止めること
【腰痺通カプセル性状】
本品はカプセル錠剤です。中には黄褐色の顆粒が含まれています。香りがありほろ苦く辛い味がします。
【腰痺通カプセル主要成分】
三七、川芎(せんきゅう)、延胡索(えんごさく)、牛膝(ごしつ)、狗脊(くせき)、熟地黄(じゅくじおう)、独活(うど)
【腰痺通カプセル用法用量】
経口薬です。一度に3粒、一日3回、食後に服用して下さい。一度の治療期間は30日程度が目安です。